写真の見せ方
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Marais, Paris, France (2003), Pentax MZ-3, Tamron SP-XR 28-75mm 1:2.8

ブログを昨2007年5月に始めるにあたって、10年来の写真サイト NK's Digital Photo Salon を凍結し、写真発表の場としてブログを中心に据えての活動にしようと、決意したのでした。
そして、今年の春、半年間のブログの記事中、英語、国際コミュニケーションに関係ある、しかも、どこかで写真に関係しているものを、出版社編集長の感覚とボク自身の思い・狙いをすり合わせながら、「新・英会話上達法」として上梓したのでした。

そういう経緯の中で、時々、というか、毎日のように、ボクを悩ませていた問題がありました。
一生懸命撮り、一生懸命工夫を凝らしてデジタイズしたボクの写真作品を、ブログ・サービスに任せた途端、「いや、それ、ちがうんだけど」という思いが湧き上がってくるのです。
もちろん、基本的には無料のサービスですし、多くの人たちとのつながりをいただける仕組みですから、ありがとう、という感謝の気持ちが基本にあるのは、言うまでもありません。

ですから、ブログでの NK を育てさせていただくのは、これからも精力的に続けていこうと思いますが、ふと、立ち止まって、いわゆるメイン・サイト、本番サイト、ホンチャン、本館 etc.を併行していくのも、いいかなと、思い立ちました。幾人かの BlogMates が、一つ以上のブログ・サービスを併行利用されていたり、本番サイトをしっかりと併行して運営されたりしているのを知り、そうか、ボクもそうしようか、と昨日思い立ちました。

じっさい、ここ1年ほど、本番サイトに載せずブログだけに発表してきた同じ作品を同じサイズで本番サイトに取り込んで、結果を見比べて、驚きました! どんなにチガウか! うーん・・・・
(同じ作業を同じ時間にしていた nori さん、そう思いません?)

フォトアートの発表のメディアとして、まとめてみると:

1:いわゆる紙焼き
2:写真雑誌などでの発表。
3:展覧会などへの出品・展示。
4:上の写真のように、ギャラリーでの展示・販売。
5:出版。
6:インターネットの写真サイトでの展示。
7:BBS や Blog での作品発表。

がありそうです。
それぞれに、りっぱな意味合いがあるのは当然ですが、1,2,3と、4をとばして、5は、過去50年、とりあえず果たせたボクにとって、これから、一生懸命にやろうと思うのは、6と7です。(BBSは興味ありませんが)。

俗な言い方ですが、人生やり直せるのなら、上のパリの写真画廊に作品を飾る NK でありたかったと。

6の可能性は無限だなぁと確信したのは、昨日、久しくお付き合いが途絶えていた Alastair Firkin さんが Leica と Dior というスポンサーを得て、ウェブ上で、展開されている写真展示のサイトを見たときでした。これからは、間違いなくこうなる、と予見します。

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The Family of Man 2
まずは、ココをクリックしてご覧ください

この Alastair Firkin さんから、今日、この直前の GX200 の記事に、突然のコメントが入りました。
デジタル時代に入って、おたがいメールも途絶え、ご本人が日本を訪れられた様子もなく、ボクがオーストラリアを訪問することもなくなって・・・だったのですが、世界規模の写真の企画である「ファミリー・オブ・マン 2」で活動しておられることは、知っていましたが、ボク自身、この企画の要素であるライカから離れてしまっていたこともあり、また、たしか1997年ごろだったと思いますが、ボクひとりで立ち上げた "Club Hasselblad" を維持できなくなって、オーストラリアに持ち帰ってファーキンさんとご友人で管理していただくこととしたり、で、ご縁が薄れていったのでした。(現在、この名前のサイトがありますが、僕たちの"Club Hasselblad" とは無関係です。)
ブログ時代に入って、昨年、当時の写友の dmakos さんがアメリカからブログ発信しておられること、acielmdさんが九州から元気なブログを発信しておられることなど、知ったのでしたが、さて、ファーキンさんは?といった状態だったのでした。

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スタイケンの Family of Man については、いちばんわかりやすく正確にこれをまとめて情報を提供してくださっている橋本大也氏のブログ記事をクリックしてご覧ください。
1955年にニューヨーク近代美術館で口火を切った世界規模の写真展でした。

ウソみたいな話で、自分でも気恥かしくて、僕の人生で一度も口にしたことはありませんし、いろんな本を書いてきましたが、それについて、一度も触れたことがない真実が、実はあるのです。
京都・南禅寺の秋景色の中で、ファーキンさんが Family of Man 2 の企画を話してくれた時、はじめて、ふと、打ち明けた真実でした。このブログが2度目です。ウソくさく思われても、もう、いい、社会的に守らなければならない掟みたいなものから解放された今の NK だから、イイカっ、ということで。
じつは、中学生のボクは、これに応募し、入選を果たし、産経新聞社が社の費用で全紙に伸ばし、ニューヨークの近代美術館に収めてくれたのでした。田舎のお寺の回廊で3重に重なって遊んでいる子供の群像でした。もちろん、田舎の貧乏少年にライカなどありません。中学校の永野先生がご自身の Leica 3b に Elmar 5cm を付けて貸してくださったのでした。

さて、ファーキンの Family of Man 2 は、スタイケンの世界巡回写真展の形を取らず、新時代にふさわしく、ネット上で、そして、最終的には出版物として永久保存する、というメディアの使い方をしています。

とりあえず、
ココをクリックして、じっくりとご覧ください。 (音をオンにして)

ああ、言いたいことがとめどもなく現われて、もう半狂乱状態の日曜の午後です。
わーお\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
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ノートリミングの緊張感
これは、昨年の秋 (2007/10/13) アップした記事ですが、
最近、フォーサーズという、今までは嫌ってきたフォーマットに、突然、俄然、興味を持ち出したこともあり、一方、昨年冬あたりから、Mof さんや、Jorgen さんによる、卓越した方形フォーマットの作品に接するに至り、1:1のスクェア構図に強く惹かれるようになり、
フォーマットというものを基本的に考えたこの記事を、一部加筆して、再掲載したくなりました。

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↑写真をクリックすると大サイズに展開します。
Odaiba, Tokyo (2003), Voigtlaender Bessa R2, Ultron 35mm 1:1.7

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↑写真をクリックすると大サイズに展開します。
Odaiba, Tokyo (2003), Voigtlaender Bessa R2, Ultron 35mm 1:1.7

写真のフォーマットということについて。(人生万般ということでもある)。

いつかこのブログで「16:9横長フォーマットのすすめ」みたいなことを書いたところ、たくさんいただいたコメントの中に:

レンズのズーム域が超広角になり、画素数がここまで上がってきた今は、そんなうるさいこと言わなくても、風景を大きく写しておいて、後処理で好きなようにトリミングしたらいいのであって、フォーマットなんてどうにでもなる、撮るときにそんなこと気にしないのがプロというものでしょう。

というのがありました。(あ、ボク、プロじゃないですし、あんたもだろ?)

過去ログを見直されてもこのコメントは掲載されていません。いただくコメントの5分の4は、捨てています。出会い系サイトやワンクリック5円の収入やらに繋がるコメント、あるいは、名無しの○○○○などという揶揄をもっぱらとする落書き、そして、これは私の私的なブログですから、私が不愉快に思うコメント等は、採用いたしません。たとえば、これをアップして5分後に必ず2つのコメントが入ります。「ごぶさたしています」「おっしゃるとおりです」などというタイトルで、出会い系か金貸し系サイトにリンクするようになっています(>_<)

さて、この後処理でどうにでもなる、というのが、ガチーンときますね。
あるプロが著作の中で、ハッセルの正方形は便利で、とりあえずこれで撮っておいて雑誌に載せるときに縦長、横長は編集者に任せればいい、ということを書いていて、このヒトとは「はい、さよなら、さよなら」したのでした。

とりあえず長編小説をダラダラと書いておけば、それをいくつかの短編に分けて刊行するのは編集者の腕の見せどころ、作家はそんなことに構わず次の作品を構想すればよい、というに等しいのではないですか!

ボクは出版やメディアへの発表等で、ケアレスミスの指摘はありがたく頂戴しますし、有意義な提案、忌憚のないご意見等はありがたく思い、検討しますが、ボクが緊張感いっぱいに書いた文章の句読点、漢字とかな・カナの使用、表現そのもの、さらには内容そのものなどについて、勝手に手を加えたり、変更を主張してくる編集者とは、きっぱりと縁を切ることを過去にしてきました。最悪例を今でも思い出すたびにムカムカします。「私の家内は大学の英語講師ですが、彼女は、先生が先日のコラムで述べられたことは間違いだというものですから、訂正しておきました」と!

野坂昭如の「体言どめ」の文体は日本語正書法からは外れるので日本の国語教科書に載せるわけにはいかないでしょうね、という見解を述べた高名な日本語の学者がいましたが、ボクはアメリカの大学院の日本語上級クラスの教科書に「火垂るの墓」を採用しましたぜ。ね、センセー、清少納言の体言どめもやっぱりダメですか?

正方形は正方形の必然性があって66のファインダーを覗くのであり、16:9はその比率でなければ「死んだ方がまし」ぐらいの覚悟で切り取るのであり、3:2の標準はその縦横比に必然性があって構成するのです。

これは、プロもアマもない真実だと思います。
シャッターを押す行為を英語で shoot と言いますが、まさに射撃でトリガーを引く緊張感が、なによりも写真の原点ではありませんか。

これを捨てたら、もう静止画もいりませんよ。写真の崩壊。超広角レンズで超高画素でムービーを撮っておいて、後処理で好きなだけ好きなように静止画を作ればいい! あ、もうそういうことになりつつあるのかえ? 高速連写機能がまさにそれかえ? ヤーダ、ヤーダ、ヤーダ(;一_一)

構図について、後処理は一切しない、余計なものが写っていても、納得してシャッターを押した以上は、そのままに発表すべきだ、という完全主義からはやや(っていうかぁ、ときにはかなり)離れたところにいるNKですが、
強調しておきたいのは:
ノー・トリミングを宣言しておられる立派なフォトグラファーたち(アマもプロも)は、NKにとって、目標であり、神様であるということです。
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自転車屋さんのショーケース
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↑写真をクリックすると大サイズに展開します。

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Rokko Island, Kobe (2008), Nikon D80, AF-S Nikkor 18-70mm 1:3.5-4.6 G ED
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自転車乗り入れ禁止
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Portopia Hotel, Kobe (2008), Nikon D80, AF-S Nikkor 18-70mm 1:3.5-4.6 G ED
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何処へ?
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Motomachi, Kobe (2004), Canon EOS-10D, Tamron SP XR Di 28-75mm, 1:2.8

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Motomachi, Kobe (2006), Canon PowerShot S80, 5.8-20.7mm, 1:2.8-5.3
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楽園へのあゆみ
大丸ミュージアム・梅田で3月中旬に観た「20世紀の巨匠たち」の巡回展が、最近東京にも巡って行って、たまたま出張中の noriさんがブログで紹介しておられるのを見て、ボクも是非このことを書いてみたくなって。

以前にボクは、アメリカで子供の写真を撮ろうとしてその母親に叱られた話を書きましたが、あの記事で、逆光に金髪を光らせた子供のイメージを追って云々、とあるのは、まさにこの展覧会のチケットに印刷されているこの写真だったのです。
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Eugene Smith : The Walk to the Paradise Garden, 1946 NY

ユージン・スミス(1918-1978) の「楽園へのあゆみ」というタイトルの名作です。
アサヒカメラに載ったこの写真こそ、少年 NK を写真の「楽園に」誘うきっかけだったのです。
誘うどころか、ひょっとしたら、逆光に光るアメリカの子供の写真を撮りたい、そのために、アメリカに行かなきゃ、そのために英語をしっかり勉強しなきゃ、ぐらいの意味を持っていたのです。
だからこそ、この写真の現場、ニューヨーク・マンハッタンのセントラルパークを初めて訪れた時には、もう人生最高の栄冠を手に入れた感動で、NK は大泣きしたのでした。


ユージン・スミスという、写真の巨匠を超えた巨人。「楽園へのあゆみ」を奪われた日本の水俣の子供たちを世界に伝えるヒューマンな晩年の姿は、ぜひ、これをご縁に、検索エンジンを使って多くの人が知ってほしいと願います。

2006年、下記の書物が出版されました。
「ユージン・スミス―楽園へのあゆみ」 土方 正志 (偕成社)

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no one else
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no one else, East Park West, Kobe (2008), Sony α350, 18-250mm 1:3.5-6.3
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ある光景
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Port Island, Kobe (2000), Nikon D1, AF-S Nikkor 28-70mm 1:2.8 D

昔からボクは写真のタイトルとして「無題」と「ある光景」というのを嫌ってきましたが、なぜか、この作品はここ8年、発作的に、NKDPSに載せては、その度にタイトル思い浮かばないのは、この作品、ダメなんやと納得して、外し、でもまた気になって、再掲し、ということを繰り返してきました。>゜))))彡
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ここまでいじって、いいですかぁ?
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Runway, Kobe Airport (2007), Nikon D300, Nikkor 18-200mm 1:3.8-5.6 ED DX

あまりにも簡単にだれでも後処理ができるデジタル時代に入って、そんなにいじってイインカイ!?というワケ知りのコメントがあちこちのブログで増えてきたように思います。

ソンナノカンケイネエー(@^^)/~~~というのがボクの立場です。

ただし:

ノートリミング、ノーリタッチを基本のフィロソフィとして、シャッター押す瞬間にすさまじいエネルギーを燃やされるフォトグラファーに対する崇敬の念はいっぱいですし、そのようになりたいというのがボクの目標でもあります。

以前に書いたこのエントリーをお読みくだされば幸甚です。

今朝、誰かさんの素晴らしい作品群に感動していて、ふと、少し前にいじりたおして NKDPS に載せた自分の作品をここに再掲したくなって。
(原板は、色がほとんどありませんし、水平は取れてないしで、哀れなものです。)
フォトアート PhotoArt   Comments : 16