半世紀を経て
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カメラ店のショーウィンドーに飾られたアサヒフレックスII型。日本独自開発のクイックリターンミラー搭載、まだペンタプリズムの五角屋根はなかったからペンタックスという社名・モデル名も付かなかった頃のことでした。少年の僕にとっては、高嶺の花だけど、いつの日か月給をもらえるようになったら、すべてを倹約してこれをゲットするのだ、という目標のカメラでした。(おおい、目標のカメラ、いくつあったんだい? Leica IIIf じゃないの? Minox じゃなかったの? Rollei だと言っていたように思うが‥‥とか、ユーナ!)

半世紀を経過して:

今ボクの机の上に、K10D grand-prix package が輝いています( ^^) _U~~

じつは、この2つのペンタックスの写真を撮らせていただいたのは、大阪の HIKARI Camera というライカ、ハッセル、ローライなどを扱うお店なのですが、これがボクにとっては、とても重要な意味合いを持つお店なのです。半世紀昔、少年のNKが飽きずショーウィンドーの前に立ち、ライカやローライのスケッチをしていたのですが、ある日、いかつい顔をした店主のオジサンが「ぼく、中に入っといで。ミノックス、触らしてあげよか? 今日は暇やからオジサン、コーヒーとるけど、ぼくも飲むか?」とやさしく招き入れてくれたのでした。すごい感激でその夜は寝付けなかったものです。

30年ほどたったある日、まったくの偶然で、その心斎橋のお店でなく阿倍野にあるカメラ屋さんに何気なく入って、あ、あのヒカリカメラなんや、と気付いて、今の店主である御子息、斉藤光一さんと懇意になり、弟さんはプロ写真家の斉門富士男さんであることも、後に知るところとなりました。

ライカ、ハッセルとも遠ざかり、K10D をうれしそうに首からぶら下げている半世紀後のNKが、今日、ふと立ち寄ったヒカリさんに、アサヒフレックスが「おいで、おいで」をしていたという次第です。もちろん持ち帰りたかったけど、これ、製造年が店主の誕生年ということで非売品。あー、アホなこだわりはNKだけでなかったのだ、自信を得た( ^^) _U~~
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第三の波
すべてのエントリーをカテゴリー分けするという、ブログの基本的約束事、とても居心地が悪いです、正直言って。

これ、「写真・カメラ」と分類したとたんに、写真やカメラに興味ない人は読んでくれないんだ、ということが悲しくてせつなくて。

「第三の波」というテーマです。

こういう切り出しをする場合、「さて、まじめな話をすると」という前置きが世の慣わしのようですが、ボクは自分が話すことにそういうメリハリをつけるのが心地悪いのです。
メディアで教育を語ろうが、教室で文化文明を論じようが、講演でメディア論を講じようが、銀座でカメラ談義をしようが、パーティでドジを踏んだブッチャケ話をしようが、ベランダ越しに隣のおばあさんとお天気の話をしようが、ケータイでカナダの友達と英語でしゃべろうが、いつだって同じエネルギー、同じまじめさで、一所懸命なのです。だから、カテゴリー分けしたくないのですぅ。

ボクがあまり付き合いたくないヒトは、
冗談の前置きとして「これは冗談ですが」と言うヒト。
本題に入るぞと偉そうに「閑話休題」と書くヒト。
さて、まじめな話をすると」と切り出すヒト。
こういうヒトは、たいてい、「酒が入っていたので」といって性犯罪を正当化しようとしたり、「旅の恥はかきすて」といってセントラルパークで立ち小便をしたりするのです。

メディアはメッセージである」という表現でもって20世紀後半の文化文明を「第三の波」として予見したのはアルビン・トフラーですが、

NKも今回のGRは第三の波なのです、じつは。

一眼レフによる構図完璧主義からの脱却を目指してのレボリューション。

第一の波:
1996年ごろ。物理的にノーファインダーのライカMDをゲットした時。ノッペラボーの軍艦部がボクに教えようとしてくれたことをついに学べなかったボクの頭上を、この大波は越えていきました。
(手元にないので、大阪の HIKARI Camera さんの展示品から)
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第二の波:
2003年。デジタルからの「一休み」で銀塩フイルムに戻って行きかけた年。こだわりのアホウなNKさんですから、じつは、「一休み」といったことでなく「撤退」とまで行っちゃうんですね。つまり、ハッセルもキャノンもニコンも645も、すべてを神戸のコヤマカメラに「持っていく」のです。
(コヤマからの帰路、いつも戦利品を並べて悦に入る西宮のウナギ屋さんの店先にて)
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そして今回の第三の波:
GR.jpg

第三の波が、第一、第二と違う点は、フイルムカメラでないという点です! つまり、構図完璧主義という潔癖症もありますが、正直言って、高価なフイルムだとそうそう無駄にシャッター押したくないという、ケチ精神があるのです。
タダ同然のデジタルですから、そういう「ヒキ」から解放されて、バンバン、余裕でシャッター押せる。新しい自分発見になるかも、という期待の大波です。

ま、まるきり当たってないことではありませんが、NKさん、カメラ代の方がはるかに高いんじゃぁありませんかぁ? まぁ、そういうこと言うヒト、きらい!(−−〆)
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パノラマというフォーマット
デジタルで撮った写真を、標準フォーマットとなりつつあるデジタルテレビの 16:9 フォーマットで見る、という写真のカタチが、これからの写真の本道になるかもと思います。

誤解のないように言っておきますが、これでなきゃとか、35ミリフィルムの縦横比 3:2ロクロクなどスクェア画面は「もう古い」とか「消えていく」ということでは、もちろんありません。っていうかぁ、NK はこれらが大好きで、ただひとつ、消えてくれ〜とずっと嫌がっているのはLサイズとかフォーサーズの中途半端な縦横比 4:3 なのです。あのオリンパスがフォーサーズなどというものを提唱しなければ、きっとグングン伸びるはずなんですよぉ。せめて、35ミリフォーマットも使える選択肢だけでも残しておいてくれれば、と残念でなりません。

スクェア・フォーマットの雄、あのハッセルブラードが、日本(富士フイルム+京セラ)のカメラ技術で積極的に自社ブランドに取り入れたのが、正方形から一変しての「パノラマ」だったのは、さすがと拍手したものでした。 Hasselblad XPan という名機でした。デジタル時代になって姿を消したのが残念でなりません。

ハッセルについて、「許せない!」と叫びたいことがあります。

1:素人がハッセルを持つと、高価なレンズを買いあさり、「こころある」銀座の一流カメラ店では、それを馬鹿にしてハッセルを「ダンナカメラ」とひそかに呼んでいるんですよ。。。。ということを書くカメラ評論家。
この同じヒトは、次の2も。
2:正方形でとりあえず撮っておくと、後でどのようにでもトリミングできるから、プロには便利なんですよ。
このヒトはさらに
3:ズームといったって、その両端しか使わないのだから、こんなものにコストをかけるカメラは、所詮アマチュア向きで。。。

あー、言い出したらムカムカ思い出す次の銀座の一流レコード店マネージャの嘆き:
「年末になると憂鬱ですよ。客の多くが、ほら、第9、それもカラヤンとか小沢指揮の、ほら、例の定番ばかりを買いあさるのですよぉ。」
ほら、ほら、とボクの常識に訴えるというか、同意を得るような口のききかたをするな!
ボクはそういう店員を感銘させるために言うことを用意している:
「ほら、シェニトケがオランダラジオ交響楽団で振ったブラームスのアダージョ、ほら、ケッヒェル110番、入ってる?」(桜塚やっくん:そんなのあるわけないだろー!) 

パノラマ・ハッセルによる2枚を載せておきます。

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大阪城天守閣

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神戸ハーバーランド
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ボクの名前が初めて新聞に載った日
半世紀の昔、ボクの名前が初めて活字になって新聞に載った日のことは、忘れられません。いい話ではないのです。

一生懸命お金を貯めて、やっと中学生のボクが買った最初の35ミリのカメラ(サモカ35)を、難波の映画館で、詐欺にあって盗られたのでした。

映画館の暗闇で、白い布でくるんだものを膝の上に置いて隣に座ったオジサンが、サモカ35を首にかけていたボクに「いいカメラ持ってるね、ワシもカメラ好きで、これドイツ製のライカ IIIf いうんやけど、知ってるやろ? これね、レンズのマウント部のネジが落ちてしまって、布でくるんでおかないとバラバラになるんや。ええカメラやで。重いやろ、持ってみぃ。あ、ちょっとトイレ行ってくるから、持っててくれるか? このカバンも重いけど、頼む。サモカ、持ったるわ。いっぺん国産のカメラのシャッター切りたかってん。廊下でスナップさせてな。すぐ帰るから。ライカは布開けたらレンズ落ちるから、外から触るだけにして、たのむで」と出て行ったのでした。うわー、さすがに重いなぁ、これがライカなんや。いつの日かこれを買うほどの金持ちになりたいもんや、などとニコニコしながら、映画を見続けていたのですが、いつまでたってもオジサンは帰ってきませんでした。
だまされたと気づいて、映画館のすぐ前の交番に駆け込み、布を開くと、カメラ風の木型の芯に金属を埋め込んだものでした。

その次第をボクは「サンケイカメラ」の投書欄にたしか匿名で書いたのでしたが、それを見た産経新聞の記者が田舎のボクの家に、社旗をボンネットにハタめかせた車で取材に来て、翌日の新聞に載せてくれたのでした。

さて、そのサモカ35です。
ネット・サーフィンをしていて、偶然にボクの前に現れたのです!

あなたは、島村英紀という人を知っていますか?
資料が不十分なままにブログなどで軽々に述べるのは差し控えなければならないほどシリアスな話があります。詳しくは下記の氏のサイトをじっくりとご覧ください。ボクも、今日、書店の開店を待って、氏の著作物を買い集めたいと思っています。
http://3.csx.jp/shima/

この中に「島村英紀が撮っていたカメラ」というセクションがあって、その筆頭に、なんとなんと SAMOCA 35 が詳しく紹介されているのです。下の写真は島村氏所蔵のものと思われるカットを、御許可を得て上のサイトからダウンロードさせていただきました。
samoca35-3c.jpg

サモカ35との再会、島村英紀氏を知ったこと、今朝はすごく充実した夜明けです。ネットって、ほんとうにいいですね☆彡
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アウトレット3題
数年前まではアメリカにしかなかったプレミアム・アウトレットが日本にも増えてきましたね。
郊外の広大な土地に、広大なパーキングがあり、敷地内だけでバス停が5つもあるような、ふつうは1階建てのメーカー・ブランド毎に独立した50−200もの建物あるいは区画を持つ巨大商業施設ですが、2階建ての大きな建物の中に多数の専門店やデパートが並ぶモール、あるいは昔からある中規模のショッピング・センターとちがうのは、扱う商品が高級ブランド・ファッション関係中心であることでしょう。

ですから、想像通り、そう、アメリカの各地にあるアウトレットにあふれているのは日本人、それも20代の女性です。各種案内も日本語併記されていたりします。日本では絶対値引き販売しないイタリアやフランスの高級ブランドが 50% OFF とか 70% OFF とかで買えるというので、ブランドロゴの入った豪華なつくりのペーパーバッグをいくつも抱えた若い日本女性でいっぱいです。

これが日本に入るとどうでしょう? 見かけはここはアメリカかとわが目を疑うほどですが、東海岸、西海岸の有名な、ということは、日本人観光客のオプショナル・ツアーに必ず組み込まれているようなアウトレットと比較しますと、展示販売されている商品が、一般小売店とのバランスを考えてか、なにかの規制があるのか、そう安くなく、また 50-70% OFF などはほとんどありませんし、あっても堂々とうたってなくて、店員さんとの話で「じつは」といった風なんです。それと、ワケあり店頭展示品や新製品発売直前の旧製品といった「だから安いんだ」と納得して買うような商品は少なく、多くは Outlet(放出品頒布所)という原義とは無関係な、贅沢な新品販売の巨大スケールでの展開といった感じなんですね。

ま、なんでもいい、ボクはどんな店であれ、お店をうろつくのが趣味の人間ですから、重厚なヨドバシ徘徊とはやや違う軽やかなココロで楽しむことができました。

ただ一点、というかぁ「一店」というかぁ、「それはナイやろ」と不愉快になったのは、ボクにとっては神様仏様のあのニコン様が、開封済み店頭展示品に限ってだろうけど、捨て値で D80 や D200 を売っていることでした(神戸三田)。若いギャル以外は客として扱うつもりがないような無愛想な店員の説明を聞くまでは、D200 が 137,000円か?と胸騒ぎがしてオジサンでも足を踏み入れるじゃぁあーりませんか。

神戸と大阪とニューヨークの郊外にあるアウトレット3か所で撮った3点を載せますね。

P1010046-9.jpg
Kobe-Sanda Premium Outlets (2007), Lumix LX2, Vario-Elmarit 6.3-25.2mm 1:2.8-4.9

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Rinku Premium Outlets, Osaka (2006), Lumix FZ30, Vario-Elmarit ASPH 7.4-88.8mm 1:2.8-3.7

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Woodbury Common, NY, USA (2005), Konica-Minolta Dimage A2, GT 7.2-50.8mm 1:2.8-3.5 APO
その他 misc.   Comments : 0

ビル・ゲーツがライカ社を買収したら?
1997年にボクはインターネット写真サイト "NK's Digital Photo Salon" を現在とは別の URL (i-love-ny.net)でイスタブリッシュしたのでしたが、その1999年のエッセーに次のようなボクの作った英文ジョークを載せたのでした。
Windows 2000 が発売され、iMac が世を賑わしていた当時のままにここに再掲します。

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ジョークというのは、ターゲットになっているもののことをしっかりと知っていないと、笑えませんし、また、外国語の場合は特にそうですが、言葉遊びをしているタイプのジョークだと、その外国語を深く理解していないと、何がおかしいのか、さっぱりわからないものです。

昨今インターネットを賑わしているジョークに、あのマイクロソフトのビル・ゲイツをネタ(ターゲット)にしたものがありますが、ボクはこんなのを作ってみました。

ライカというドイツ製のカメラがありますが、これはもうカメラの王者です。このライカ社を、もしもビル・ゲイツが買い取ったら、どんなカメラをつくるだろうか?というジョークを募集しますという、これまたジョークの広告です。(マジに受けて応募してくださっても、賞品はありませんから、念のため、ということわりを付けて)

The world was shocked by rumours that the world's richest man Bill Gates might take over the Leica Camera company.
Will we see LEICA 2000NT, LEICA M2000 and LEICA R2000 systems, guaranteed to be outdated and useless in less than two years?
Put on your thinking caps, and mail us your ideas of a Gatca (Gates Camera).
What will happen if Bill Gates takes over Leica?
First prize to be announced ; -- possibly a new Apple 'i-Car' with transparent body...

(1) take over
 「買い取る、買収する、乗っ取る」
(2) LEICA 2000NT...
 マイクロソフトの基本OSだけでなく、いろんなソフトが、2000をつけた名前で売り出されているのをもじったもの。
(3) guaranteed...
 買って2年もたたないのに、もう旧型になって使えなくなるコンピュータのハードやソフトをジョークの的にしているのです。
(4) Put on ...., and
 「いい考えがひらめいたら」
(5) Gatca
 もちろん Leica のもじりです。
(6) i-Car
 もちろんそんな車はありません。マイクロソフト社のOSを搭載した各社のウィンドウズ機に対抗するアップル社が、多彩な色のプラスチック透かしボディーの'iMac'を発売して世界中で人気を博していますが、それに便乗していろんな 'i-'で始まる製品が流行るようになりました。それをジョークの種にしているわけです。車も透かしボディーになると、さて、どうでしょうかね?

(参考訳)
世界一の大富豪、あのマイクロソフトのビル・ゲイツが、ついにあのライカ・カメラ社を買収するかもしれない、という噂で、世界中がわいています。そうなると、ライカ2000NTとかライカM2000とかライカR2000とかの新型カメラが売り出されることになるのでしょうか。買って2年以内に確実に旧型になってしまって使用できなくなる、そんなカメラが?
ゲイツが作るライカならぬゲイツカ?がどんなカメラになるか、おもしろい考えがひらめいたら、メールで応募してください。
ビル・ゲイツがライカを乗っ取ったら、さて、どうなるのか。
最優秀賞の賞品は近日中に発表しますが、アップル社の'i-Car'あたりを考えています。プラスチック完全透かしボディーの新型車です。
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ナイアガラで滝を撮らず
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↑写真をクリックすると大サイズに展開します。
Niagara Falls, Canada (2005), Konica-Minolta Dimage A2, GT 7.2-50.8mm 1:2.8-3.5 APO

NKの写真には資料・記録としての価値は皆無です。
道頓堀でカニ看板を撮らず、法隆寺で五重塔を撮らず、パリでセーヌ河を撮らず、ナイアガラを一日中歩いても滝にカメラを向けず、ま、いわば実に非生産的なヒトですよね。

滝の近くにある安モーテルの中庭から見る日の出の鮮やかさに感動して、翌朝再度挑戦のために延泊したNKさんでした。翌朝はいい具合に飛行雲が出ていて、さわやかな朝でした。レンジファインダーや一眼レフでなく液晶をファインダーとする簡易デジカメでは、さすがに、これほどの逆光がどう写るかはさっぱり予測できず、それはそれでおもしろいかも、と思ったりはしました。これを仕留めたコニカミノルタのレンズは確かに秀抜ですね。
アメリカ America   Comments : 0

夕暮れの連絡船桟橋
落日の残光に照らされた、神戸空港と関西空港を結ぶ連絡船の桟橋です。
後方のブリッジ左方に光るのは、神戸都心と空港のあるポートアイランド(地元では「ポーアイ」)を結ぶモノレール、ポートライナーです。

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Lumix LX2, Vario-Elmarit 6.3-25.2mm 1:2.8-4.9

この桟橋から昨年暮れに撮ったやはり夕景写真を添えます。

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Sony α100, Tamron SP XP Di 28-75mm 1:2.8
神戸 Kobe   Comments : 0

フトコロの深さ・広さ
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Rockefeller Center, NYC, NY, USA (2004), Sony DSC-F828, Vario-Sonnar 7.1-51mm 1:2-2.8 T*

ニューヨーク五番街のド真ん中に、2004年夏の短期間、突然現れたモニュメント。スケートリンクと世界一大きなクリスマスツリーで有名なロックフェラーセンター広場ですが、そこをポーランドだかの若いアーティストに自由に使用させたフトコロの深さに感動しました。
翌年には跡形もなく取り除かれ、あ〜あ、と残念がっておりますと、あったぁ、今度はボストン美術館の正門に。
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ルーブル美術館の前庭や凱旋門の後ろにガラスの巨大ピラミッドを建てたり、伝統ある古い市役所の庭に巨大デジタルテレビ(韓国製)をずらっと並べたり、フランスもなかなか思い切ったことをやります。
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Louvre, Paris, France (2006), Canon EOS-Kiss DN, 28-135mm 1:3.5-5.6 IS

振り返って、日本はどうでしょう?
金閣寺の池の真ん中からニョキッとでっかい指が突っ立っていたり、アリエヘンですよね。
よほどの事情があってやってみようとなっても、お役所で慎重に検討して、功成り名遂げた芸術家に高額の費用を払って依頼することはあっても、若いアーティスト、それも外国人に、チャンスを与えるなんてことは、ないでしょうね。

誤解されないように言っておきます:
だから西欧人は偉い、という意味ではありません。
独立戦争とか革命とかの激しい経過を得て新局面を切り開き続けてきた人たちですから、変化を受け容れ、新しい価値観を創造していくのが「本道」に他ならないということです。

むずかしくカッコつけて言うなら、これこそ
正反合(テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼ)の西欧なのです。
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日本のプロ写真家センセー
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Shirakawa Tatsumi-bashi, Kyoto (2000), Contax N1, Vario-Sonnar 24-85mm 1:3.5-4.5

京都の白川南通、巽橋あたりは、観光のスポットであり、この場所が上の写真のような静かな瞬間を「自然に」持つことは滅多にありません。カメラを構えた観光客がぎっしりで、その人たちがいないのは、たくさんの助手を引き連れたプロ写真家が、人払いをして撮影している時ぐらいです。そんな時にアマチュアがカメラを取り出そうものなら、助手がすっ飛んできて、ダメダメダメと怒鳴られます。

人払いをしたり、逆に傘を持った舞妓さんに歩いてもらったり、花びらを蒔いたり、水を蒔いたり、ライトをあてたり、といったことをしないのを、何故かかたくなに掟のように自分に課しているボクは、所詮アマチュアなんでしょうか。
これは実はずうっとボクを悩ませている難問ではあります。
あるがままを撮る必要はないけれど、あれかしという瞬間をじっと待って撮れ、そのときが来なければ、諦めて去れ、というヤセガマンは、どういうことなんだろう?  野良犬が画面に入るのを待つはともかくとして、子供にアメあげて走ってもらう、落ち葉の配置を変えてみる、程度は許されるのではないか? etc. etc.

そんなとき、アジェとブレッソンとハースを思って、あえて手をかけないという態度こそ大切なのだ、と納得してきてはいます。 現代の写真家の撮影中の姿も外国で何度も目撃していますが、ライトやレフ板を掲げたり、三脚に据えた数台のカメラを先生の「はーい」に合わせて代わりにシャッター押したりする若いアシスタント(ギョーカイではアシスという)を引き連れた姿など、見たことがありません。 日本ではこれがプロの証みたいに思われているようですが。

追記:
ならばあなたは上の写真をどのようにして撮ったのか、というコメントを即いただきましたので、追記しておきます。
ひたすら待ったのです。1時間ほど。もちろん三脚なし。
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