想定内と予想外
ホリエモンの「想定内」、ソフトバンクの「予想外」が流行語になっているようです。いずれもボクの耳に不愉快な言葉ですが、これにからんだことを書こうと思います。

犯罪捜査で「現場再現」というテクニックがあって、これで大方のことはわかると思われているようです。ボクは、別に犯罪者になったことはありませんが、ぜったいにそんな「○○○ゴッコ」みたいなもので、なにかが明らかになることはないぞ、と思っています。

買ったばかりのPCやカメラの不良・欠陥が見つかった時に、翌朝お店のシャッターが上がるのももどかしく、初期不良のクレームに行くボクなのですが、さて、お店に入って、問題の不良・欠陥が再現できないという「予想外」の事態に陥ることがあります。その時の悔しさ、なにかボクが根拠のないイチャモンを付けに来ているのかという店員の冷たい目が、ボクの涙の向こうに揺れているのです。

「一期一会」という人生の真理があります。「千載一遇のとき」という言葉もあります。もっとむずかしいのでは、「塞翁が馬」というのもあります。

いずれも、あることがあるのは、その一瞬だけであって、それを「想定内」とか「予想外」とかの言葉でまとめようとする人間の愚かさを教えてくれているように思います。

写真では、「シャッターチャンス」「決定的瞬間」ということがあります。逃したときにそれを「悔やんだり」、他人がそれをとらまえたときに自分も真似したり、自分がとらまえたときに、次回また再現しようと試みる、すべては、虚しいのです。ブレッソンの、キャパの、植田正治の、あの決定的瞬間は、永遠にあれしかないのです。

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Venezia, Italy (2006), Canon EOS-Kiss DN, 28-135mm 1:3.5-5.6 IS

2006年の冬、ベネチアの雨に濡れた路地裏に、タバコを手にしたシェフが画面左端からこちらを見て、までは「想定内」でしたが、向こうを人が横切って、路上にハトが舞い降りて、までは「予想外」で、しかもこんなに「ブレて写る」のも「予想外」でした。でも、ボクにとっては今回のベネチア旅行一番の収穫であったと思っていますし、次回同じ場所に行っても、「そこには、ただ風が吹いているだけ・・・♪」と思います。

イタリア Italy   Comments : 4

倉敷・冬雲
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Kurashiki, Okayama (2006), Nikon D80, Tamron XR DiII SP 17-50mm 1:2.8

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Kurashiki, Okayama (1998), Canon EOS-1N/RS, EF 28-70mm 1:2.8 L
国内 Japan   Comments : 2

フォトジェニック
誰だか覚えていませんが、英語の中で一番好きな単語は locomotive だと言った文人(イティブだったか日本人だったかも覚えていません)がいました。
見ていい、発音していい、こんなに好きな英単語はない、と。

ボクは、
フォトジェニック(photogenic)という言葉がすきです。元の英語もカタカナ日本語も。

一般には「写真写りがいい」モデルなどのこととして使われていて、美容院の名前になったりしていますが、ボクには、もっと広義の「写真になる」、写友との会話では「絵になる」という意味です。



ずうっと不思議で、未だに答えが出ない問題がボクにあります。
それは、
街角で、あるいは、美しい大自然の中で、キャンバスを立てて絵筆をふるっている画家がいますが、何を描写しているのだろうと、覗き込んでも、フォトグラファーとしては絶対にカメラを向けないような「絵」なんです。そういえば、有名な絵画のどれほどがフォトジェニックでしょうか? ミレーの「晩鐘」か「落穂拾い」あたりなら、興奮にファインダー曇らせながらレンズ向けるでしょうが、レンブラントとかルノワールとかが描く絵の構図、ポンカメ月例なら「せっかくの被写体ですからもうひとひねりが欲しかった。平凡すぎてこれなら誰が撮っても同じ」ということで佳作でボツでしょうね。
なぜ? という問題です。

この「絵になる」という言葉は、しかしながら、どうも最近イヤになってきました。そういうフォトグラファーのこじんまりとした捉え方を拒否するパワーというかエネルギーというか存在感というかオーラというか、そういうものを発揮しながら、万物はあるのだ、ということに気付き始めたのです。大きな反省です。大きな転機かも。

フォトグラファー主導の「作品創り」よりも、被写体をして語らしめよ、ということでしょう。これは写真の原点かもしれませんが、しかし、フォトアートの自己否定かもしれません(まだそんなこと言うてる?)

土門拳をどうしても「楽しむ」ことのできなかったディレッタントとしてのボクの若い頃がありました。森山大道がわからないNKでした。

象徴的なボクの20歳代の作品を載せます。
「日本カメラ」か「フォトアート」しか相手にしなかった生意気盛りのNKでした。「アサヒカメラ」は優柔不断で、なんでもありで、なんでもなし、と無視していた(相手が無視していたって!)NKでした。

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Takarazuka, Osaka (1963) Nikon F, Nikkor 105mm 1:4, (f16 1/15
 
「日本カメラ」1963年7月号所載(月例第1位)
(佐藤 明 評) 作品の傾向が特異で、同じ関西の北村新一路氏と共に関西勢の一人としてがんばっているが、すごくモノクロームの世界のカラー表現に興味をもっていて、いい作品がある‥‥。どちらかというと小さい部分を追いつめて、デリケートな神経でまとめる才能がある。カラーの撮影条件のいわゆる悪い所で、かえってそれを利用して面白い効果を見せている。露出計の上での悪条件は、自分が撮りたいと思えば大きな障害となるものではないと思うのだが、その点この人の作品はいい例だと思う。

この「作品」が、最近イヤになり始めているのです。
まだ変わるエネルギーがボクにありそうで、なんだか「やる気満々」になっている最近のNKです。昔はとばし読みしていた朝カメのモノクロ組み写真の部を真っ先に開き、季刊「風景写真」をレジに忘れたまま書店を出るNKです。

わかる人にはわかる謝辞を述べます。
ブログ・メイツの○○○さん、○○○さん、あなたのおかげです。
そして、ベネチア、ありがとう。ニューヨーク、ありがとう!
フォトアート PhotoArt   Comments : 4

小鳥を飛ばす
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Himeji Castle (2005), Pentax ist-Ds, SMC Pentax-DA 16-45mm 1:4

姫路城の夕空ですが、実は小鳥は、先頭の2羽しか飛んでいなかったのです。
で、デジタルの後処理でこのように小鳥の数を増やして「飛ばした」のでした。

これ、将棋・囲碁でいう「禁じ手」でしょうか?
なるべくならそうしたくない、やりすぎはいけない、白状すべきでない、など、いろんな思いは交錯しますが、ブログという気安さで、つい書きたくなりまして。

下の「寒がらす」は、1964年の日本カメラ月例1位で口絵を飾った作品で、もうご迷惑がかかることはないでしょうから、自分の宝物の思い出として、ここに初めて書きますが、あの川上緑桜さん(当時は川上緑郎)と太田安昭さんと3人で、大阪・富田林の雪の中を走り回って撮った原版に、当時はデジタルなんてありませんから、スクリーンに投影したスライド画像を重ねたりいろいろやって、鳥の数を「増やした」ものでした。ポンカメも、この作品に言及した他のカメラ雑誌(当時は他誌のコンテストも話題にしていましたね)も、このことに気づいていませんでした。

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「日本カメラ」1964年1月号所載(月例第1位)
(今井 寿恵 評) 風景写真でドラマのある作品は少ないものですが、これはヒチコックばりの鋭さと冷たさを色フィルターを効果的に用いながらうまくとらえています。偶然を自分のものにして写すということは、対象が大きいだけに成功しにくいものですが、場所といい、時といい、また適当な表現手段といい、よくそろったものだといえましょう。これは小手先でつくる造形性よりもっと強い意味を作っています。なんでもない風景が、こうやって倉谷さんの世界になってしまった写真の魔術を、私は楽しく感じました。なんべん見てもあきさせない良さがこの写真にはあります。

「フォトコンテスト」1964年2月号、カメラ雑誌月例コンテスト見立て:1月号各誌総合ベスト10
1位:「夕暮の名神高速道路」町田昇太郎(カメラ芸術)
2位:「寒がらす」倉谷直臣(日本カメラ)
3位:「ショー」太田安昭(カメラ毎日)
4位:「トラ」北口清保(カメラ毎日)
「寒がらす」は単純な構成が深い色とマッチして、一度見ると忘れがたいようなイメージをあたえる作品だ。しかもこれは確かに写真の手応えをもってうまれており、絵になりさがっていないからうれしい。

なつかしく思い出すのは、上のリストの2,3,4位が、すべて地懐社メンバーであったことです!
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猫・2景
小鳥はよく撮ります。 たぶん、空や水面と一緒に狙えるからでしょう。 NKにとって小鳥は大好きな被写体ですが、犬や猫となると、過去にしっかりと撮った作品はごくわずかしかありません。

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Koshien, Hyogo (2005), Sony DSC-T9, Carl Zeiss Vario-Tessar6.33-19.0mm 1:3.5-4.3

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Kodaiji Temple, Kyoto (1994), Nikon F3, Nikkor 50mm 1:1.4
フォトアート PhotoArt   Comments : 2

掟破りでごめんなさい
PhotoBlog で、写真と無関係な記事、今回は、例外的に、掟破りですが、やむにやまれぬ気持ちで、アップさせていただきます。
めっちゃ笑えるジョークですので、ぜひ、英和辞書片手に読み解いてくださいね。

日本語は、年齢、社会的立場、関係、性別によって、語彙、語法が変わってくるという指摘がよくされます。そして、これこそが、日本語が、日本人が、国際的に「通用しない」「遅れている」原因だと言われます。それは誤った見方であるという基本を、ここで詳しく述べるのは控えます。ただ、こんなジョークを地方紙コラムで見つけたぞ、というニューヨークの友人からのメールが、今朝一番、舞い込んできましたので、披露しましょう。

(^。^)y-.。o○

DICTIONARY FOR WOMEN'S PERSONAL ADS (交際を求めるコラムでの女性用語)
> >
> > 40-ish = 49 (40歳代=49歳)
> > adventurous = sleep with everyone (冒険的=誰とでも寝る)
> > athletic = no tits (体育系=オッパイなし)
> > average looking = ugly (容姿ふつう=ブス)
> > beautiful = pathological liar (美麗=虚言癖)
> > contagious smile = does a lot of pills (周りの人を楽しくさせる=麻薬やっている)
> > emotionally secure = on medication (精神的に安定してる=薬物投与中)
> > feminist = fat (フェミニスト=太ってる)
> > free spirit = junkie (自由な魂=コワれてる)
> > fun = annoying (楽しい=うるさい)
> > new age = body hair in the wrong places (時代の先端を行く=ヘアが本来と違うところに付いている)
> > open-minded = desperate (心が広い=めちゃくちゃ)
> > outgoing = loud and embarrassing (外交的=大声で迷惑な存在)
> > passionate = sloppy drunk (情熱的=アル中)
> > large frame = hugely fat (どちらかといえば大柄=ものすごく太っている)
> > wants soul mate = stalker (心の友を求める=ストーカー)
> >
WOMEN'S ENGLISH (女がこう言うと。。。)
> > 1. Yes. = No.
> > 2. No. = Yes.
> > 3. Maybe. = No.
> > 4. We need .... = I want ....
> > 5. I am sorry. = You'll be sorry.
> > 6. We need to talk. = You're in trouble.
> > 7. Sure, go ahead. = You better not.
> > 8. Do what you want. = You will pay for this later.
> > 9. I am not upset. = Of course I am upset, you moron!
> > 10. You're very attentive tonight. = Is sex all you ever think about?
> >
MEN'S ENGLISH (男がこう言うと。。。)
> > 1. I am hungry. = I am hungry.
> > 2. I am sleepy. = I am sleepy.
> > 3. I am tired. = I am tired.
> > 4. I love you. = Let's have sex now.
> > 5. I am bored. = Do you want to have sex?
> > 6. May I have this dance? = I'd like to have sex with you.
> > 7. Can I call you sometime? = I'd like to have sex with you.
> > 8. Do you want to go to a movie? = I'd like to have sex with you.
> > 9. Can I take you out to dinner? = I'd like to have sex with you.

●〜*
その他 misc.   Comments : 3

天邪鬼(あまのじゃく)
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Harborland, Kobe (2007), Canon EOS 40D, EFS 17-85mm 1:4-5.6 IS USM

ふつうみんながカメラを向ける、いわばメインの対象(この場合は入港してきた大きな外国貨物船)に背を向けて、桟橋脇のレンガ倉庫の壁と窓を見据え、一心不乱に絵筆を振るっているおじいさんに、同じく船に背を向けて倉庫を改造したレストランの窓に向き合って動かないボクは、ふと振り返って、みような親近感を抱いたのでした。

もう100枚も撮ったでしょうか、この壁と窓。下の2枚は、2002年、2003年のものです。

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Harborland, Kobe (2002), Nikon D100, Nikkor 24-85mm 1:2.8-4 D

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Harborland, Kobe (2003), Pentax ist-D, Tamron SP-XR 28-75mm 1:2.8
神戸 Kobe   Comments : 0

コスモス2景
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Horinji Temple, Nara (2007), Canon EOS 40D, EF 17-40mm 1:4 L USM

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Yotakuji Temple, Hyogo (2001), Pentax MZ-5N, FA 77mm 1:1.8
国内 Japan   Comments : 0

はんなりと京都
京都・祇園あたりで「はんなりと」おくつろぎやす (*^^)v

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Kiyamachi, Kyoto (2003), Sony DSC-F717, Vario-Sonnar 9.7-48.5mm 1:2-2.4

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Gion, Kyoto (2000), Contax N1, Vario-Sonnar 24-85mm 1:3.5-4.5

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Shirakawa, Kyoto (1998), Voigtlaender Bessa R2, Ultron 35mm 1:1.7
京都 Kyoto   Comments : 0

こどもにもやさしい (^^♪
ニューヨーク、パリと、このところシリアスすぎる(?)壁やショーケースのアップが続いているので、今日は神戸の街に拾った、こどもにもやさしいショーウィンドウ写真をご紹介しま〜す。

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Motomachi, Kobe (2004), Pentax ist-Ds, SMC Pentax-DA 16-45mm 1:4

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Motomachi, Kobe (2004), Nikon D70, Nikkor 24-120mm 1:3.5-5.6 G/VR
神戸 Kobe   Comments : 0