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2007.07.09

英語になった「ボケ」

「イジメ」がそのまま "ijime" という英語となって欧米で使われているのはご存知でしょう。これはここ10年ほどのことですが、「boke = ボケ」は50年も昔から英語として使われています。

早合点はいけません。「ボケ老人(老人性痴呆症の患者)」のボケではありません。
写真で言う「ボケあじ」のことです。
レンズの収差の問題なのですが、焦点が合っていない部分がボヤけて写るあの現象です。これを写真家は醜い歪みとして捉えないで、美の表現に積極的に活用するのです。

本来の英語があるでしょうに、なぜあなた方は日本語の「ボケ」を使うの?と、ある日、京都北山の植物園でボクはオーストラリアの写真家 Alastair Firkin にたずねたことがあります。意外な答でした。

「ブレ」を美しいものと捉えたのは西洋人ですが、「ボケ」を美しいものと捉えたのは日本のアマチュア写真家たちです。

これに関係あるように思いますが、レンズの「明るさ」のおかげで「開放でのいいボケ味」を得られると期待する日本人とちがって、欧米では、レンズの「スピード」という言葉で捉えて、解放F値が少ないレンズでシャッタースピードが稼げると期待するのです。もちろんある程度のレベル以上のフォトグラファーは、そういうこととは無縁ですけれど。

さて、この "boke" を徹底的に解説しているサイトをご紹介します。
ここをクリックしてください。

NKのボケ活用例を3点:

0bb08_20080205221121.jpg
Bandai Pond, Osaka (1997), Leica R8, Vario-Elmar 80-200mm 1:4

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Sanda Ajisai Center, Hyogo (2001), Pentax MZ-5N, FA 77mm 1:1.8

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NK's Modelleisenbahn

ここでは詳しく書きませんが、最近ますます小型化してくるデジタルカメラのどうしても克服できない大欠陥の一つがこの「ボケ」が美しく出せないという問題です。コストとかレンズの質の問題ではなくて構造上短い焦点距離しか取れないことに起因します。(もう一つの欠陥は、もちろん電池の持続時間です)

(ネット一般への参照タグ) : 小鳥 紫陽花 鉄道模型

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